近年、セメント系固化剤による改良土の再利用が普及し、盛土法面が強アルカリ性を呈していることが多くなっています。 |
pHバランスAは緑化基盤材の持つ緩衝能力を最大限利用し、アルカリの影響を最小限に抑制し、健全な緑化基盤層を構築します。 |
ところが、セメント固化材や石灰などが混合された土壌の場合、緑化基盤材がもつ緩衝能力を超え、やがてはアルカリ性に移行してしまうため植生が劣化してしまいます。 |
pHバランスAを緑化基盤材に混合すると、浸透してくるアルカリ成分を化学的に中和してしまうため、緑化基盤材の持つ緩衝能力と相乗効果を発揮しpH値の変動を抑制します。 |
pHバランスAを添加した緑化基盤材。 |
浸透してくるアルカリ成分を瞬時に中和します。緩衝能力との相乗効果でpHを維持します。 |
1.取り扱いが簡単 |
pHバランスAは緑化基盤材に混合し、吹き付けてください。種子などの混合もできます。 |
pHバランスA液剤は、すでに植栽されているアルカリ基盤土壌の表層を中和改良することで劣化した 樹勢の回復を促すための資材です。 |
多くの建設現場ではセメント固化剤による地盤安定化処理が行われています。このため、基盤はセメントの影響で強アルカリ性になっています。 |
左図:土壌pHと肥料成分の不溶化を示したものです |
写真右:客土がpH8.2までアルカリ性になった結果、鉄、ホウ素、マンガンなどの欠乏症を呈したさつき。 |
【pHバランスA液剤散布の効果】 |
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pH8~8.5の植栽基盤に植栽されたマテバシイ。 葉色がやや黄変し、鉄などの微量要素欠乏症とりん酸不足による生長不良がみられました。 |
pHバランスA液剤散布2ヶ月後の状態。 葉色に遜色はなく、葉の密度が高まり明らかに樹勢が回復しています。 |
【散布方法 20倍に希釈し1~2L/㎡を散布します】 |
PHバランスA液剤は20Lのキュービテナー入りです。原液は強酸性です。希釈作業付近を養生してください。 | なるべく地表に散布してください。動噴を使用する場合は、ノズルを外し霧状にならないように注意してください。 | 地被植物、芝生地にもそのまま散布できます。散布後に葉面についたpHバランスA液剤を、真水で軽く洗い流してください。 |